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歯科衛生士から転職したい人必見!おすすめの他職種6選を紹介

歯科衛生士から転職したい人必見!おすすめの他職種6選を紹介

「歯科衛生士の仕事に疲れた…」
「自分には向いていないかも…」

と悩んでいませんか?

歯科衛生士を辞めると学生時代から頑張って身に付けてきた知識やスキルが無駄になるのではないかと、転職に一歩を踏み出せない方も少なくありません。

しかし異業種・異職種にも歯科衛生士として積み上げたキャリアを活かして働ける道はたくさんあります!

そこでこの記事では、歯科衛生士から異業種・異職種への転職を成功させるポイント、おすすめの転職エージェントを紹介します。

さらに、もし異業種へ転職して上手くいかなかったときに、歯科衛生士として復職する道も紹介しています。

ぜひ最後まで読んで転職活動に役立ててください。

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歯科衛生士から転職する人は多い

歯科衛生士 転職率

歯科衛生士の資格を取得していながら、歯科衛生士として働いていない人は、実際のところ多くいます。

一般財団法人 歯科医療振興財団の令和元年度 事業報告書では、令和元年(2019年)の時点で歯科衛生士免許の登録者数は約29万人。

一方で歯科衛生士として働いているのは、厚生労働省の平成30年 衛生行政報告例の調査データによると約13万人なんと半数以上が資格を持ちながら歯科衛生士として働いていないという実態があります。

歯科衛生士を辞めるきっかけは結婚や妊娠・出産といったライフステージの変化によるものが多いですが、公益社団法人 歯科衛生士会の歯科衛生士の勤務実態調査 報告書によると、職場の人間関係の不満やキャリアアップを目指すためという理由も少なくないようです。

せっかく取得した資格だとしても、合わない仕事や職場環境で働き続けて体や心に不調をきたしては元も子もありません。

そうなる前に、どんな仕事ならやりがいを持って働けるか、どんな職場が自分の性格に合っているかを長い目で見てキャリアを修正するといいのではないでしょうか。

歯科衛生士からの転職におすすめの同業他職種3つ

歯科衛生士

歯科衛生士から転職するとして、経験を活かして働きやすいのは同業界です。歯科業界や医療業界ならば、これまで学んできた知識は無駄になりません。

新たな資格を取得すれば、幅広い知識を発揮しながら働けるのでキャリアアップにつながるケースも多いです。関連資格を複数持つ人は「ダブルライセンス」と呼ばれ、むしろ貴重な人材として扱われます。

歯科衛生士から医科・歯科の世界で転職するなら、歯科医師や看護師、歯科技工士はいかがでしょうか?

身近な存在である場合も多く、仕事内容や仕事のやりがいが分かりやすいでしょう。

歯科衛生士の気持ちがわかる歯科医師や看護師、歯科技工士になることで仕事の流れがスムーズになったり、人間関係が円満になったりという可能性も高いです。それぞれの仕事はどのようなものか、どうすればなれるのかを見ていきましょう。

歯科衛生士から歯科医師

歯科医師の仕事は、虫歯をはじめとする歯に関する病気の治療、また、病気の予防のための歯磨き指導や健康診断を行います。歯科衛生士にとっては非常に身近な存在ですね。

歯科医師になるには、歯科大学や大学の歯学部で学び、歯科医師国家試験に合格して歯科医師免許を取得する必要があります。大学は6年制ですが、中には歯科衛生士の国家試験受験資格に相当する時間の教育を受けていれば2年次から編入できるところもあります。

これまでの歯科衛生士として身に付けておくべき知識が活かせますし、場合によっては大学編入で資格取得までの期間の短縮が可能。また、歯科医院で働くという環境も同じなので、転職するにあたり比較的ギャップが少ない仕事です。

歯科衛生士から看護師

看護師は、医師が行う診察や手術の手助けを行うのが仕事です。口腔外科にも在籍していて、歯科衛生士と似た働き方や役割を担っています。とはいえ、看護師は歯科以外にも幅広い分野で活躍しており、入院患者には食事や排せつの補助の仕事、それに伴う夜勤があります。

看護師になるには、「正看護師」もしくは「准看護師」の資格取得が必要です。正看護師は国家資格で、3年制の看護専門学校もしくは看護短期大学で学んだあと国家試験を受験することになります。

准看護師免許は都道府県知事が発行しており、2年制の准看護師養成所で学べば受験資格を得られます。夜間部もあり、3年制ではありますが働きながら資格取得に取り組むことが可能です。

医療行為の手助けをするという働き方や、やりがいを維持しつつも、診療科目の幅が広がる看護師。夜勤があるのは大変ではありますが、それに伴い収入が増えるのは魅力です。

歯科衛生士から歯科技工士

歯科技工士は義歯など歯科技工物を製作したり修理したりするのが仕事です。多くは歯科技工所で勤務しますが、歯科医院にある技工室で働く場合もあります。

歯科診療の手助けをするという点では歯科衛生士と同じですが、歯科技工物を扱う時間が中心なのでより「手に職」系の仕事です。

歯科技工士になるには高校卒業後に歯科技工士教育機関で学び、国家資格の受験資格を得る必要があります。

歯科技工士教育機関には2年制・3年制の専門学校、2年制短大、4年生大学がありますが、全国に53校(2016年9月現在)と多くはありません。国家試験の合格率は約95%、きちんと学べば難易度は高くなさそうですが、実技試験があるのが特徴です。

参考:厚生労働省|令和元年度歯科技工士国家試験の合格発表について

独自性の高い技術で患者さんの助けになるというやりがいは歯科衛生士と似ています。ただ、患者さんとの距離は歯科衛生士よりも遠いです。「人と接する仕事」よりも「黙々と技術を活かして働く」ことが好きなタイプに合うでしょう。

歯科衛生士からの転職におすすめの異業種3つ

女性

歯科医院やクリニックで働くことが合わないと感じるなら、異なる業種への転職を考えてみてはいかがでしょうか?異業種でも歯科衛生士として働いた経験を活かせる仕事はあります。

異業種の場合、休日のスケジュールや働き方が大きく変わる可能性が高いです。また、職場で接する相手も患者さんではなくなります。

憧れの世界に飛び込む前に、働く環境のことをしっかりとチェックしておくことは大切です。安易な気持ちで転職するとギャップが大きく、慣れるのに時間がかかるなど失敗につながります。

歯科関連企業の仕事

身の回りを見回してみると、口腔関連の商品は数多くあることに気づくでしょう。歯ブラシや歯磨き粉などデンタルケア商品をつくるメーカーや、それらを販売する商社では、歯科関連の知識が求められます。

このような会社には商品企画、営業、営業アシスタントなどの仕事があります。一般企業の求人はハローワークや転職サイトで探すのが王道です。

一般企業での仕事は、会社によってやり方や仕事の範囲、評価ポイントが多種多様。入社後に「こんなハズではなかった」と後悔しないために、求人情報や選考の面接で実情をしっかりと確認することをおすすめします。

歯科系学校の仕事

歯科衛生士を目指して通った学校の先生たちも、多くが歯科衛生士の資格を持っていますよね。歯科衛生士の養成学校は専門学校、短大、大学を合わせると全国に約150校あります。

参考:公益社団法人 日本歯科衛生士会|歯科衛生士養成学校

歯科衛生士養成学校の教員・講師は、国家試験合格に向けて取得した知識はもちろん、実際に歯科衛生士として働いた経験を活かすことができます。

歯科衛生士養成学校の仕事には常勤の教員のほか、非常勤の講師、事務などがあります。求人は学校ホームページや転職サイトで募集しています。卒業生は歓迎される傾向にありますので、興味がある場合はまず出身校の求人をチェックしてみてはいかがでしょうか。

歯科系メディアの仕事

歯科系メディアとは、歯科に関する広告やWebサイトのことです。たとえばデンタルケア用品を紹介するパンフレットや公式サイトといったものがあります。

特にWebメディアは増え続けており、医院・クリニックの紹介サイト、病気や薬に関する情報サイト、メディカル・ヘルス系に特化した求人サイトなどがあります。

こういったメディア製作には医療系の知識が欠かせませんし、歯科医院向けの商品広告ならば、歯科医師や歯科衛生士の気持ちを理解してつくる必要があります。専門知識を身に付けている、歯科業界で働いていた経験があれば重宝されるでしょう。

歯科系メディアの仕事を探す場合は、総合転職サイトやメディア系に特化した転職サイトで「歯科」や「デンタル」などの単語でキーワード検索をしてみてください。

歯科衛生士から異業種への転職を成功させるポイント

女性

業種・職種が変われば、働き方は大きく変わります。あまりのギャップに戸惑わないようにするためには、目指す仕事について事前にしっかりと調べておくことが大切です。

また、自分自身の知識やスキルを棚卸しして「できること」を把握しておくというのも必要なのではないでしょうか。

職種理解を深めるのも、自分の長所や特技を把握しておくことも、選考でアピールする際に役立ちます。とはいえ、異業種への転職活動ではわからないことも多いはず。

転職活動の進め方や求人の選び方にもコツが要ります。困ったときに相談に乗ってくれる、転職活動をサポートしてくれる存在もいます。転職に向けて準備すべきことをチェックして、転職を成功させましょう。

転職理由を明確にする

今の仕事を辞めたい理由は何なのか?をまずは整理することです。不満を上手く解消できなければ転職を繰り返すことになりかねません。

たとえば、クリニック勤務という働き方が合わないという場合。一般企業に転職すれば土日休みに変われるかもしれませんが、職場によっては残業が当たり前ということもあります。

また、人間関係に悩んで退職するケースも珍しくありません。ただ、特定の人物と距離を置きたいという事情を除いては、どこの組織に入っても性格の合う合わないは多少なりともあると心得ておきましょう。

転職理由を明確にすることで、次にどうすれば自分がやりがいを持って働けるようになるかが見えてきます。たとえ給料額が下がっても土日休みは譲れない、というように条件の優先順位を付けられると求人を絞るときにスムーズです。

転職先に必要な知識・スキルを把握する

やってみたい仕事が見つかったら、それに必要な知識やスキルを把握しておきましょう。一般企業ではパソコン操作ができることは当たり前になってきています。

また、事務職や営業職では名刺交換のやり方などの基本のビジネスマナーが備わっていることが採用の最低ラインと考えられています。

中途入社の場合、しっかりと研修期間が用意されていなかったり、丁寧に教育してもらえなかったりという職場は珍しくありません。ビジネスマナーは本で一通りの内容が学べますし、インターネットで情報収集することもできます。

パソコン操作は職業訓練を受講したり、パソコン教室で習ったりすれば効率よく習得できるでしょう。

活かせる経験や自分の強みを整理する

歯科衛生士として働いてきた経験で評価されるのは、資格取得に必要な知識だけではないはずです。たとえば、コミュニケーションの取り方では、患者さんの緊張をほぐす声掛けや混雑時の機敏な対応力が身についているのではないでしょうか。

コミュニケーションスキルは営業や接客の仕事にも活かせます。また、新人の育成に携わった経験もアピールポイントになり得ます。

もちろん、あなたの強みや長所は仕事の場だけで養われるわけではありません。学生時代やプライベートで打ち込んできたことの中にも、新しい仕事に活かせる知識やスキルはないか一度棚卸ししてみてください。

自分だけで整理するのが難しければ、周囲の人に「私の長所って何?」と聞いてみるもの一つの手です。

転職エージェントを活用する

歯科衛生士の転職事情は見たり聞いたりして詳しくても、異業種は同じようにいかないのではないでしょうか。そんなときにぜひ利用してみて欲しいのが転職支援サービスです。

転職支援サービスとは、文字通り転職したい人をサポートしてくれるサービスで、求人情報を公開している求人サイトや求人を紹介してくれる転職エージェントがあります。

特に転職エージェントは希望する業界・職種に詳しいスタッフが担当で付いてくれます。求人選びのアドバイスをしてもらえたり、面接練習を受けられたりと頼り甲斐があるのが魅力。なお転職エージェントは、求職者は無料で利用できるのでお得です。

歯科衛生士から異業種に転職する人におすすめの転職エージェント

歯科衛生士から異業種に転職を目指すなら、幅広い業種の求人を多数扱う転職エージェントを利用するのがおすすめです。取り扱い求人数が多ければ多いほど、歯科業界関連の仕事や「デンタル」に関する仕事を扱う会社と出合える確率は高まります。

取り扱い求人数の多さに強みを持つ転職エージェントには「リクルートエージェント」「マイナビエージェント」「doda(デューダ)」があります。テレビCMなどでその名を見聞きしたことはありませんか?いずれも知名度が高く、多くの企業が求人を出しています。

多くの求人を扱う転職エージェントは転職支援の経験が豊富なため、特殊な経歴の転職活動のノウハウを持つ可能性が高いというメリットがあります。充実したノウハウから参考になる転職アドバイスを受けられるでしょう。

 

リクルートエージェント

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公開求人数 107,264件+非公開求人142,437件(2021年2月時点)
雇用形態 正社員、契約社員
対応エリア 全国

転職エージェントというと規模はそれほど大きくないものですが、リクルートエージェントは2019年度には約5万2,000名の転職支援を行うほど豊富な実績を持ちます。求人も日本国内だけにとどまらず、アジア圏や北アメリカ圏など幅広く取り扱っているのが特徴です。

リクルートエージェントに会員登録すると、キャリアアドバイザーとの面談が行われます。面談は全国16拠点にあるオフィスもしくは電話で実施。拠点数も多く、希望の形式で対応してもらえるのはうれしいですね。

転職支援サービスの一環で「面接力向上セミナー」という勉強会も開かれています。異業種・異職種への転職では、面接マナーも基本からしっかりと確認しておきたいもの。会員登録するだけで無料で学べるのはお得です。

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マイナビエージェント

マイナビエージェント
公開求人数 23,474件+非公開求人15,336件(2021年2月時点)
雇用形態 正社員
対応エリア 全国

1973年から就職情報サービスを展開するマイナビは業界の老舗ブランドです。転職エージェントサービスだけでも「営業職」「MR・メディカル」「女性の転職」「第二新卒の転職」といったように業種・職種など細かくジャンル分けしているという特徴があります。

マイナビエージェントは転職エージェントの中でも限られた企業のみに与えられる「職業紹介優良事業者認定」を厚生労働省から受けています。そのため安心して利用できるサービスと言えるでしょう。

またマイナビエージェントでは、転職者担当のキャリアアドバイザーと求人企業担当それぞれで細かな情報収集を行い、マッチング力を高めています。転職希望者に対しては、履歴書の添削や面接練習など細かなサポートが充実しているのが魅力。平日の遅い時間や土曜日の日中にも転職相談ができ、転職活動に慣れていない人に手厚くサポートしてくれます。

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doda

doda
公開求人数 74,821件(2021年2月時点))
雇用形態 正社員、契約社員、その他(FCオーナー・業務委託など)
対応エリア 全国

dodaはパーソルグループが運営する求人情報・転職サイトです。パーソルグループは転職エージェントの他に人材派遣など多種多様な人材サービスを手掛けており、求人企業とのネットワークを豊富に持ちます。

会員登録するとキャリアアドバイザーとのカウンセリングが行われ、こちらは原則的にオンラインまたは電話で実施されます。これならばエージェントのオフィスまで出向く時間を省けて効率的ですね。

dodaの特徴の一つに、パートナーエージェントサービスというものがあります。これはdodaと提携している転職エージェントからも求人紹介を受けられるというものです。提携パートナーのネットワークを活用することで求人の幅を広げられるというメリットがあります。

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もし転職に失敗しても歯科衛生士に復職できる

学生時代から積み上げてきた歯科衛生士のキャリアを中断させることは後ろめたく、不安もあるかもしれません。とはいえ、新しくやってみたい仕事が見つかったらぜひ一度チャレンジしてみてください。

たとえ「失敗したかも」と感じても、歯科衛生士は復職しやすいというメリットがあります。

なぜなら歯科衛生士は国家資格。一度取得すれば免許の効力は続きます。そして、業務独占資格のため、他の職種に仕事を奪われにくいという強みがあります。それどころか近年では、需要が高まり続けている訪問診療や医科歯科連携において、さらなる活躍が期待されているのです。

そういった時流もあり、日本歯科医師会などが復職支援事業に取り組んでいます。たとえば東京都歯科医師会では、離職してブランクのある歯科衛生士資格保有者のために研修会を開催して、再就職に活かせるトレーニングを行っています。この他、求人紹介や再就職の相談に乗っている歯科医師会もあるようです。

参考:日本歯科医師会|歯科衛生士の復職支援事業

参考:公益社団法人 東京都歯科医師会|離職中の歯科衛生士のための復職支援

まとめ | 目標を明確にして歯科衛生士の転職を成功させよう

あなたの身近に歯科衛生士を辞めて他の道へ進む人がいなくても、歯科衛生士全体を見ると離職している人は少なくありません。

新しく進む道に迷っているなら、歯科衛生士の経験が生きる仕事にチャレンジしてみるのも一つの手ですね。歯科業界・医療界の別職種や異業種の仕事など、探してみると知識やスキルを活かせそうな仕事は多数あります。

異業種へ転職するなら転職エージェントを利用するのがおすすめ。豊富な情報を駆使してあなたの転職活動をサポートしてくれます。

スムーズに転職活動を進めるためにも、後悔のない転職にするためにも目標を明確にしていくことが大切です。なりたい姿を具体的にイメージすることは転職活動のモチベーションにもなるでしょう。今回紹介した内容があなたの転職成功に役立てばうれしいです。